寝だめとお昼寝について
今回は下記の記事をみて興味をもったのでまとめてみようと思います。
「寝だめ」の効果はごく一時的なもの、20分昼寝したほうがまだ効果的との専門家の意見 - GIGAZINE
時たま学生がテスト週間に徹夜を続けて終わったら死んだように寝るといった行動をとるようですが、筆者はそんなに都合よく埋め合わせることはできないと思っているのでテスト前日でも午前2時をすぎれば寝てしまいます。このGIGAZINEの記事の内容では寝だめよりも昼寝のほうが効果的であると指摘しています。1時間の睡眠負債を補うのに4日分の十分な睡眠が必要ということから寝だめは現実的ではないようですね。
睡眠を考える上で重要になるのが体内時計です。これはサーカディアンリズムと呼ばれ、人間は24-25時間のリズムを遺伝的にもっています。このリズムを地球の24時間周期と合わせることで日中は元気に、夜はぐっすり眠れるようになります。人間の睡眠はメラトニンというホルモンが管理しています。良い睡眠を取るには、朝日の光を浴びて体内時計をリセットし、夜にメラトニンを分泌させることが必要です。筆者は出かける用事がないときには朝ベランダに出て太陽の光に当たるようにしています。ちなみに、ガラス越しだと不十分だという記事を見たことがあるので部屋から出ることをおすすめします。また、朝ごはんをしっかり食べることでメラトニンの分泌を促すことができます。
最近は昼寝を推奨する会社もあるようで、巷ではパワーナップ(パワーアップと昼寝を意味するナップから)と呼ばれて注目を浴びてるようです。その方法についてはいろいろあるようですが、共通するのは午後3時までに15分~30分間、同じような環境で習慣づけるということでした。また寝る前にカフェインを取るということも多々見受けられました。筆者もツイッターで話題になっていたお昼寝の仕方を採用していて、コーヒーを飲んだ後15~20分間大の字になって寝ています。カフェインが効き始めるのが30分~60分程度だそうでお昼寝の邪魔になるどころか起きるころにはちょうど目が覚めるといった感じです。
バターとマーガリンの違い
よく巷でマーガリンは体に悪いからやめたほうがいいと言われているかと思います。しかし、毎朝パンにマーガリンを塗ってパンを食べてたりしますよね。筆者はパン屋さんで勤めていたことがありますが、そこの食パンに使われるのはマーガリンでした。同様に友人が働く某有名食パン専門店の食パンもマーガリンを使用してました。
ではマーガリンは本当に体に悪いものなのでしょうか?調べてみました。
(筆者は専門的な知識を持たないためこの記事で調べまとめた内容には責任を負いません。)
・バターとマーガリンの違い
まずこの2つの違いですが、
バター:動物性油脂(牛乳)が80%以上含まれる
マーガリン:植物性油脂(コーン油、菜種油等)が80%以上含まれる
だそうです。栄養面に注目すると大きく違うのがビタミンAとコレステロール、トランス脂肪酸。100gあたりの栄養は
バター:ビタミンAが510μg、コレステロールが210mg
で結構違うものですね。そして気になるのがトランス脂肪酸です。マーガリンにはこのトランス脂肪酸が多く含まれているということで問題になりました。ではこのトランス脂肪酸とはどんなものなんでしょうか。
・トランス脂肪酸とは
ざっと調べてみたところ以下のようなことがわかりました。
・食べ物から摂取する必要がない
・動脈硬化を悪化させ、血管の病気を引き起こす原因となる
・トランス脂肪酸についての研究は欧米の人たちを対象とするものが多い
・日本人の平均摂取量は基準値を大幅に下回っている
つまりトランス脂肪酸を取りすぎると病気のリスクになるが、日本人の多くはそこまで気にするほどのものではないということでしょう。一方で日本人はトランス脂肪酸より飽和脂肪酸の過剰摂取が問題だと言われているようです。
・まとめ
マーガリンもバターも取りすぎに注意すれば問題ないかと思われます。「トランス脂肪酸が・・・!」、「コレステロールが・・・!」と言うよりは作るものによって使い分けるくらいがちょうどいいのかもしれません。今回調べた内容は以下のリンクを参考にしており、もっと知りたいという方のためにリンクを載せておきます。
全体的にまとまった情報が載っている
http://mikakukyokai.net/2015/03/04/butter/
日本乳業協会のQ&A
http://www.nyukyou.jp/cgi/dairy/index.cgi?rm=result_bk&bk_id=434
健康面について ポストセブン
https://www.news-postseven.com/archives/20190301_877681.html
日常で役立つ違いと料理についての知識はこちら
https://cookpad.com/cooking_basics/11556
水道水のカルキを簡単除去で美味しく飲む
先日Twitterを見ていたらこんな記事を見かけました。
どうやらレモン汁に含まれるビタミンCとカルキ(塩素)が化学反応をおこしてカルキがなくなるようです。その原理は一体どうなってるんでしょうか?
・まずカルキとはなにか?
「カルキ」とはドイツ語のクロールカルキ(Chlorkalk)の略とされ、さらし粉(次亜塩素酸カルシウム)の俗称のようです。さらし粉は消石灰(Ca(OH)2)に塩素を吸収させて作られます。
このカルキが水道水の消毒に役立っており、嫌な臭いの原因でもあるということですね。
・塩素とビタミンCとの反応
理系学生的には塩素とビタミンCでどのような反応が起きているか気になるところです。
ビタミンCは化学的にはアスコルビン酸(C6H8O6)のことで、水道水の以下の中和反応が起こります。
2C6H8O6 + Ca(ClO)2 → 2C6H6O6 + 2H2O + CaCl2
(ビタミンC+次亜塩素酸カルシウム → 酸化ビタミンC+水+塩化カルシウム)
(ネットで調べてみると次亜塩素酸ナトリウムの反応式ばかり載っていて次亜塩素酸カルシウムの反応式が見当たらなかったのでもしかしたら違うかも?)
こうして水道水はレモン汁でカルキが除去され、美味しく飲めるということですね。
煮沸してもカルキは抜けますがすぐに冷たい水が飲めないので知ってお得な知識でした。